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2010年06月 アーカイブ

木材からどうやって繊維を取出すか 2

薬品で木材を煮て得られるのが、化学パルプです。

クラフト法で作られたのがクラフトパルプで、現在、化学パルプの主流になっています。

上質紙、コート紙、情報用紙、包装用紙、ティッシュペーパーなどを作るのに使われます。

新聞用紙などに使われるのは機械パルプで、木材を機械的にすりおろして作ります。

少し前まで、回転させた砥石に水を掛けながら木材を押し付けてすりおろしていました。

得られるパルプをストーングラウンドパルプ(砕木パルプ)とよんでいます。

最近は、木材のチップを溝のついた2枚の円盤の間ですりおろしています。

これをリファイナーパルプとよんでいます。

近頃、新聞紙が薄くなったと実感します。

薄くても丈夫で、印刷の裏移りがしない新聞紙ができるのは、木材チップに、予め熱と圧力を掛けてから2枚の溝つき円盤ですりおろすサーモメカニカル法や、木材(丸太)に熱と圧力を掛けて軟らかくして、砥石ですりおろす加圧式砕木パルプ法で作られたパルプが使われているからでしょう。

これらのパルプは繊維が比較的長く、不透明度が高いので、薄くて丈夫で、裏抜けしない紙が得られるのです。

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紙すき機械(抄氏機)の発明とその歴史

紙すき機械(抄紙機)は、1798年にフランスのルイ・ロベールが発明しました。

フランス革命の直ぐあとのことです。

この発明がなされるまで、東洋も西洋も1枚ずつ紙をすいていたのです。

このロベールの抄紙機を改良して、実用的抄紙機を完成したのはイギリスのガンブル。

機械に明るいドンキンの協力を得て、1801年から4年にかけてのことでした。

イギリスの資産家フォードリニア兄弟は、ガンブルやドンキンに資金援助し、1808年に最初の実用抄紙機(金網幅50インチ、長さ31フィート)を完成させました。

抄紙機を完成させるために巨額の資金を使ったため、フォードリニア兄弟は後に、破産したと伝えられています。

今日も長網抄紙機をフォードリニアマシンというのは、この兄弟の功労を記念するためといわれています。

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