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2010年07月 アーカイブ

紙すき機械(抄氏機)の発明とその歴史 2

1808年に、イギリスのディキンソンよって円網(まるあみ)抄紙機が発明されました。

抄紙機はその後、進歩を重ね、抄紙速度や抄紙幅が大きくなり、得られる紙の品質も良くなりました。

いずれも驚くばかりです。

抄紙速度は、1808年に毎分36フィート(約11メートル)。

現在では毎分1.000メートル以上ですく機械が普通です。

抄紙幅も9メートルのものがあるほど。

最近の抄紙機の一つを紹介します。

それはツインワイヤーマシンです。

これはスリットから噴出させた原料のパルプを2枚の金網の間にはさむようにしてすくので、今までの抄紙機ですいた紙の悩みであった表裏差がなくなり、印刷しやすい紙が得られるのです。

最近の新聞紙の印刷がきれいになったのは、印刷方式がオフセット印刷になったことと、新聞用紙がツインワイヤーマシンで作られるようになったからです。

insatu.jpg

サイジング

植物繊維は親水性です。

そのために、紙は水を吸いやすいのです。

また、紙の表面や内部には細かい孔や隙間がたくさん存在します。

吸取り紙やティッシュペーパーが水を良く吸うのは、繊維が親水性なのと毛管現象があいまっているためなのです。

なので、水性のインキで書くと滲んでしまう滲み止め処理がサイジングです。

ヨーロッパでは昔、にかわの溶液に紙を浸してから取出し、乾燥させて、サイジングを行いました。

これをタフサイズとよんでいます。

日本でも和紙は水性の絵具や墨が滲むので、にかわと明馨(みょうばん)を混ぜた液を塗って滲み止めを行っています。

これがドウサ引きという日本画の画法です。


これもサイジングの一種なのです。

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